対象者
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1 |
介護保険要介護認定1~5に該当する方 |
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2 |
身体障害者手帳1級・2級に該当する方 |
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3 |
愛の手帳1度・2度に該当する方 |
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4 |
その他上記に準じる方 |
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1 |
当医院よりご自宅までの距離が、16キロメートル以内の方 |
費 用
訪問口腔ケア健診の申込み方法
![]() 〇FAXでのお申し込み 下記より「訪問口腔ケア健診票 送付依頼書(PDF)」をダウンロードして下さい。 必要事項を記入し、世田谷保健所 健康推進課宛にFAXして下さい。 ![]() |
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〇電話でのお申し込み 世田谷保健所 健康推進課宛に電話連絡のうえお申し込み下さい。 ![]() |
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![]() 〇直接医院にお電話ください。 ![]() |
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お問い合わせ
口腔ケアの目的
『口腔ケア』の目的には2つあります。
1 |
口腔中を清潔にすることで、感染症の予防をすること |
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2 |
口腔内の機能維持・向上を図ることで、老化・認知症の予防ができ、全身的な健康維持などQOL(生活の質)を高めること |
抵抗力や体力が落ちている高齢者にとって、お口の中の細菌は大敵です。口腔内の細菌が誤嚥性肺炎の原因となるばかりではなく、心臓病や糖尿病などの疾患を引き起こすこともわかってきています。口腔ケアを継続することによって、様々な病気を予防できるかもしれません。
また、ご自分の歯で食べられることは、身体と心が健康であるためにはとても大切なことです。おいしく食べることができ、ご家族・友人と楽しく会話ができれば、毎日充実した生活を送ることができます。日々、生きがいや喜びを感じるだけでなく、介護をする側の負担を軽減させることもできます。
あなたの大切な人が「その人らしい」健康で豊かな生活を送ることができるよう、お手伝いさせていただきます。
訪問口腔ケアの内容
歯科医師が訪問して口腔ケアの健診、指導を行います。基本的な内容は以下の通りです。
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口腔ケアによる効果

口腔内が食べ残しや細菌で覆われて不衛生な状態では、唾液が出にくくなり、口の中が乾燥します。口腔ケアで清潔にすると、唾液が少しずつ出てくるようになります。また、ケアの際に歯ブラシなどで「唾液腺」を刺激すると働きが活発になり、唾液の量が増えます。唾液は色々な役割をしてくれます。例えば、細菌の繁殖を抑えたり、歯や口の粘膜を保護したり、虫歯を予防したりする働きをしてくれます。

口腔内の清潔が十分に保たれていないと、口腔内で肺炎の原因となる細菌が多く繁殖してしまいます。特に高齢者の方は、食べ物を飲み込む機能が低下し、食べ物や唾液が気管に入ってしまうことがあります。その際、誤って口腔内の細菌が肺に入って発症するのが「誤嚥性肺炎」です。高齢者においては、死因の上位にありますので、しっかり予防することが大切です。

最近の研究では、口腔ケアには、インフルエンザの発症を抑える効果や発熱のリスクを減少させる効果があると言われています。手洗い・うがいだけでなく、口腔ケアでお口の中も清潔にしておくと、感染症や発熱の予防にもなります。

よく咬むことで、脳への血流が増えて脳が活性化し、認知症の予防につながると言われています。また、高齢者で「残っている歯の数が20本以上ある人」と「歯がなく入れ歯未使用の人」を比べると、認知症のリスクが1.9倍も高いという研究結果も出ています。歯を大切にし、正しくよく咬むことが認知症の発症を予防したり、進行を遅らせたりすることができます。

歯周病の人は、心臓病を伴うリスクが高いと報告されています。これは、歯周病によって歯ぐきから出血などがおきて粘膜が傷つけられ、歯周病菌が血中に侵入することで動脈硬化を引き起こすからです。また、歯周病の症状が進むと、心筋梗塞や狭心症が起こることもあります。

歯周病になると血糖値を下げるインスリンの働きが妨げられ、血糖値が高くなります。その結果、糖尿病が悪化してしまいます。糖尿病は、心臓病、腎臓病、脳卒中、失明などの合併症を引き起こしてしまいます。また、糖尿病で高血糖状態が続くと、体の中の防御反応が低下し、感染症にかかりやすくなるといわれています。

